大船渡山火事仮設住宅の裏にある“焼け野原”の真相※岩手二次日報
大船渡市三陸町綾里──また「仮設住宅」だ。林野火災から3カ月、ようやく被災者が応急仮設住宅への入居を開始した。26戸の住宅が旧中学校グラウンドに建てられ、住民たちは生活用品を抱えて搬入していた。地元紙の報道は、あたかも行政の「迅速な対応」に感謝せよというトーンで進んでいるが、それを真に受けるのはちょっと早計だ。
なぜなら、そもそもこの火災が“偶然”だったかどうかの検証がまるで行われていないからだ。大船渡だけじゃない。最近、日本各地で山火事が頻発している。その多くが「自然発火では説明がつかない」状況で起こっているにも関わらず、原因調査は形ばかり。放火、あるいはそれに類する何者かの“介入”を匂わせる情報すら、報道では無視されている。
三陸の山は誰のもの?
仮設住宅の設置場所──旧中学校のグラウンド。お約束の場所だ。都市部では空き地を高層住宅に、地方では使われていない校舎や敷地を「有効活用」。聞こえはいいが、被災地で土地が“リセット”されたように見えるこの状況、ちょっと胡散臭いとは思わないだろうか?
「再開発」や「災害復興」の名の下、地元の人々の思い出や生活を、誰かが根こそぎにしていないか。しかもその“誰か”が、地元とは無関係の外資だったり、一部の大手建設業者だったりするケースが目立つ。大船渡のケースも例外ではなさそうだ。
火災の原因、調べる気ありますか?
そもそもこの山火事、真面目に「出火原因の調査」がされた形跡がない。消防と警察が調査に入ったという話もない。よくある「タバコの不始末」「落雷」などのお決まり文句すら聞かれない。なんとも不自然。
ネット上には「レーザー照射の証拠写真」なるものまで出回っており、韓国でも似たような火災が発生している。タイミングも、被害の様子も、あまりに一致している。もし仮にこれが“意図的”なものだったとしたら? 単なる都市伝説と片づけてしまうには、状況が揃いすぎている。
過去にも「そんな馬鹿な」と言われていた話が、10年後には「事実でした」と明らかになる時代だ。陰謀論の皮をかぶった“未来の真実”は、もはや無視できない。
岩手の山に何が起きている?
岩手の山林は、地元住民にとってただの資源じゃない。生活の場であり、記憶の風景であり、未来への資産だ。それを焼かれ、原因もわからず、仮設住宅に押し込まれて、はい再出発ですと簡単に片づけられるべきではない。
地方自治体はもちろん、国政レベルで真剣に原因究明をすべきだ。だが、今の政府にそれを期待するのは無理がある。国民の目線よりも上に立ち、グローバル企業の要望には即応する。そんな国が「地方創生」などと口にしても、もう誰も信じない。
情報操作には要注意
こうした疑惑に触れると、「陰謀論だ」と即座にラベルを貼られるのがオチだが、それすら情報操作の一環だ。芸能スキャンダルやSNS炎上で目を逸らさせ、火災の裏で何が起こっているかを感じさせないようにしている節すらある。
だからこそ、私たち市民がネットニュースに敏感になり、小さな兆候でも「これは変だ」と感じたら声を上げることが重要だ。地域が焼かれ、土地が乗っ取られてからでは遅い。
仮設住宅の完成は喜ばしい。しかし、その裏に燃やされた森、追い出された住民の未来がある限り、手放しで「よかったね」などとは言えない。今こそ、目をそらさずに真実を追うべきときだ。岩手の山が泣いている。