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岩手の港は好調…でもその裏側は?※岩手二次日報

岩手県内の港湾でコンテナ輸送が好調に推移しています。
2024年度の実績では、大船渡港が過去最多の取扱量を記録し、釜石港も新しい海外航路の効果で回復傾向にあります。



大船渡港は過去最多を更新

大船渡港では、国際フィーダーと内航コンテナ輸送の両方が伸びを見せ、特に内航コンテナは前年度比88.1%増と大幅な成長を遂げました。
建設部材の輸入、医療機器や除雪機の輸出が数字を押し上げ、廃プラスチックの取り扱いも急増しました。

また、大手企業を招いたセミナーを5年ぶりに開催するなど、首都圏との連携も強化されており、物流だけでなく地域の戦略としても手応えが出ているようです。



一方で見えてくる「不安材料」

とはいえ、良いニュースの陰には懸念もあります。
まず、輸出入が増えているというのは、日本のモノが安く海外に流れ、逆に高額な外国製品が国内に入ってきていることでもあります。
これが本当に地域のためになっているのか、冷静に考える必要があります。

モーダルシフトや環境配慮の動きも重要ですが、背景には日本政府のグローバリズム路線があり、「何でも国際化=善」とする姿勢には危うさも感じます。
外資を呼び込むことで地域が活性化する一方で、日本の技術や資源が安売りされている現実も見逃せません。



ここ数年が正念場

特に経済安全保障の観点では、国内の港湾や物流が海外依存になりすぎることはリスクでもあります。
輸出入の活発化が、日本の利益ではなく外資や一部の利権層のために動いているのであれば、本末転倒です。

今こそ、国家としての自律性をどう確保するかが問われています。
外国の政策に振り回されるのではなく、日本の利益を最優先する法制度や人材配置が必要です。
スパイ防止法や外患誘致罪の整備も、もはや避けて通れない課題でしょう。

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