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盛岡の偽造免許事件に見る報道と社会の鈍感さ※岩手二次日報

盛岡市で発生した、運転免許証の偽造によるレンタカー詐取事件。盛岡東署によると、逮捕されたのは45歳の地元会社員の男で、有印公文書偽造および同行使の疑いがもたれているとのことです。氏名不詳者に依頼して偽造免許を入手し、それを使って車を借りたという手口。期間は2月上旬から4月上旬までとされ、計画的な犯行の可能性も否めません。

この事件そのものは決して軽視すべきではありませんが、それ以上に問題なのは、報道のあり方です。

まず、報道では「男(45)」とされるのみで、国籍も実名も公開されていません。こうした匿名報道が繰り返される背景には、「特定の国籍に配慮した報道忖度」が働いている可能性が高い。現代日本の報道機関──特に地方紙までもが──一部の国の顔色をうかがい、真実の報道よりも“空気”に配慮する体質になってしまっている現状は極めて深刻です。

偽造行為は明確な犯罪であり、その根源を明らかにせずに「事件だけを淡々と伝える」という形式は、もはや報道の責務を放棄していると言っても過言ではありません。匿名性が必要な事件も確かにありますが、今回のように社会的影響が大きい案件については、より透明性の高い報道が求められます。

さらに問題なのは、こうした報道スタンスが国政レベルでも黙認されていること。政府は「外国人による不正行為」や「偽装滞在」の実態に、明らかに及び腰です。入管法を強化するどころか、逆に人権配慮を理由に歯止めをかけてしまっている節すらあります。このような状況では、国民の信頼も治安も守れるはずがありません。

結論として──偽造免許の事件自体よりも、それをめぐる報道の姿勢と、国の無策こそが、今の日本にとって本質的な危機であると断言します。もう「事なかれ主義」では済まされない時代に入っているのです。

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