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北上大麻所持犯逮捕。もう修正じゃ足りない、治安も政治も再編を※岩手二次日報

岩手県北上市で起きた大麻所持事件。27歳の建設作業員の男が乾燥大麻を少量所持していたとして逮捕されました。きっかけは匿名の通報で、現場は市内の駐車場。北上署が1日に逮捕し、12日に発表したとのことです。

一見すると、よくある薬物事犯のひとつのように見えますが、実はこのニュース、いまの日本の警察の“空気”や、国全体の方向性を象徴する出来事でもあります。

ここまで読むと、「少量の大麻でなぜ?」と思う方もいるかもしれません。そこにこそ注目すべきポイントがあります。つまり「どこで」「どの程度」「どういうタイミングで」逮捕したか――これは、警察が“手を打てるギリギリ安全なライン”を見極めた上で動いた結果だと言えるのです。

今の日本の警察や検察の動き方は、ある意味でアメリカ化しています。泳がせ捜査、見せしめ逮捕、メディア向けのタイミング演出。こういった動きは、治安の悪化が静かに進行しているサインでもあるのです。

背景には、ここ十数年で進んできた外国人労働者の大量受け入れ、地域社会の流動化、そして国政の対応の遅れがあります。警察は現場で「火消し」をしているものの、火元は完全に政府にあります。

本来なら治安の根幹は、教育、労働、住宅政策、そして国家の姿勢に支えられているべきです。しかし、現状の日本政府は「後手後手」「検討ばかり」「責任のたらい回し」。つまり、治安悪化に対する根本的な対策を取れていません。

警察が市民を守りながらも危険を回避しようとする状況を見るたび、思うのは一つ。もう「修正」では間に合いません。制度のほころび、社会の緩み、それを生んだ無策な国政。このすべてを「再編」する必要がある段階に、私たちは来ています。

今回の逮捕は、単なる一件のニュースにとどまりません。日本という国が、「どこで何を優先しているのか」「どこを直視せずに済ませようとしているのか」が、あらわになった象徴です。

政治も治安も、もう一度根本から組み直すべきです。国民の安全や信頼が後回しにされている今こそ、根っこを変える覚悟が求められています。

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